2024.06.17
casa cubeの気密測定
casaの企画住宅の1つ casa cube の中間測定(躯体工事完成後)を実施しました。今回の測定にいたるまでの動機は、施主様の意向によるものです。世間では断熱に関する基準は整備されていますが、気密性に関する整備はまだまだ課題が多いと思います。施主様の気密性への関心が高まっている事を確信した、今回の測定実施となりました。気密に関する配慮した施工は床に限り実施しました。casa cubeの気密が私たちの標準的な施工でどれくらいの数値になるかベンチさせていただきました。
■断熱施工
断熱材は屋根・壁にウレタン吹付の断熱を適用しました。
casa cubeの気密において、天窓がリスクになると考えていましたので、事前に注意を払いながら施工しました。
施主様も今回の測定にご参加いただきました。
■気密性能測定(C値)
気密性能の結果(躯体の完成時)は、以下のとおりです。
● #1中間測定
C値 = 0.13cm2/m2
指導前は、0.25sm2/m2でしたが、上記まで改善しました。改善処置をした箇所は天窓のまわり、玄関ドアの下端、基礎と断熱材の隙間、柱・床の隙間、柱・間柱の隙間、下屋にあった配線の裏、入隅の隙間をウレタンで充填しました。
C値 = 0.120cm2/m2
私個人的には「高気密住宅」を扱う住宅メーカーさんでは「0.5~0.8cm2/m2」あたりが平均的な値だと思います。十分な結果が得られたと思います。