高断熱・高機密性を追求した施工 | 石川・金沢の新築&注文住宅ならLACLAS (ラクラス)

2023.07.29

高断熱・高機密性を追求した施工

HEAT20 G2の指標を目標に、同時に気密性を担保していく工事を実施しました。

■断熱施工

一部ですがご紹介いたします。

屋根の断熱材は100倍の硬質発泡ウレタンを200mm以上を使用しました。

屋根断熱

壁には30倍の硬質発泡ウレタンを使いました。

壁断熱

■気密施工

住宅の性能を追求する場合に必要な事は、関係する人たちが性能・品質目標を理解した上で1つのチームとして家づくりに取り組むことです。材料の選定だけでは成立しません。多くの分野でそれぞれ高度な技術を有した職人たちの協力時間が必要です。また、設計フェーズにおいても性能を考慮した設計が絶対に必要です。お客様にとっては制限になる事がありますが、弊社の設計士からしっかり説明させていただきます。エンジニアリングだと思います。

気密施工の様子

■気密性能測定(C値)

気密性能の測定は、中間(躯体の完成時)と完了時との2度実施しました。実施は株式会社福田温熱空調様にお願いしました。第三者機関による測定して、お客様と共有しいました。測定の対象は延床面積あたりの隙間面積の割合でC値と呼ばれています。国土交通省の省エネ基準にはこの値に関する基準は無いです。せっかく断熱性を高める施工をしても、それが漏れてしまっては残念です。。ラクラスではC値は断熱性能を担保する重要な要因と考えています。

● #1中間測定

C値 = 0.0cm2/m2 (0.05cm2/m2未満)

C値 = 0.035cm2/m2

ここまでの施工では、高気密を維持できています。完成までにダクト吸排気の工事があるので、監督は気密レベルを維持すべく、各職人さんたちと綿密な打合せをしながら作業を進めてくれました。

測定機器のセットアップ

セットアップの様子。監督、大工、福田様

#1 測定結果

● #2 完成時測定

C値 = 0.120cm2/m2

C値の明確な基準は無いです。私個人的には「高気密住宅」を扱う住宅メーカーさんでは「0.5~0.8cm2/m2」あたりが平均的な値だと思います。十分な結果が得られたと思います。

#2 セットアップ

#2 セットアップ

#2測定結果

 

※HEAT20に関して(HEAT20 外皮性能グレード/一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会公式サイト